更年期相談 kounenki
更年期相談について
更年期とは性成熟期と老年期の間で閉経の前後5年間、合計10年を指します。早い方で40歳くらいから始まり、遅い人でも60歳頃には終わります。卵巣からのエストロゲン分泌が減少することによって発症する諸々の不調を更年期障害と診断します。家庭内や職場等の問題による精神的なストレスも悪化する原因のひとつと考えられています。
更年期自体は決して病気ではありませんが、不快な症状(のぼせ・発汗、疲労感・イライラ、排尿症状など)がみられた場合、更年期障害として治療が行われます。
治療にはホルモンを貼り薬や飲み薬によって補う方法(HRT)や漢方薬、サプリメントを症状に応じて使用します。更年期には骨粗鬆症・高脂血症などにも注意が必要です。不眠、不安感など精神的症状に対しては、精神安定剤や睡眠導入剤を使用することもあります。(当院では精神安定剤や睡眠導入剤が必要な方は地域の専門医にご相談させて頂きます。)